韓国に電解水整水器の現地法人設立 日本トリム(2016.5.12)


 家庭用アルカリイオン整水器最大手の㈱日本トリム(大阪市北区)は、韓国への本格参入を目的に現地法人を設立した。100%出資の子会社で、資本金は1億ウォン(日本円で約1000万円)。社長には日本トリムで海外営業を管掌する申賢浩氏が就く。

 同社ではこれまで代理店を介して韓国市場の開拓を進め、約5000台の製品を販売してきた。同社によると、同国での浄水器普及率は約80%を超えるとし、美容や健康に関心の高い同国での電解水素水整水器への需要は拡大すると分析している。また家庭用機器の開拓とともに、医療分野への進出も視野に事業展開していく方針だ。

 また同社は、中国における慢性期疾患治療病院運営事業に参画することも発表。日本式医療への関心が高い同国において、同社の家庭用整水器事業での飛躍的拡大、電解水透析事業展開にも大きな波及効果が期待できるとしている。

 同社は2016年3月期の連結決算を先月末発表した。直販部門の営業力強化の成果や、水素水の認知度向上など市場拡大の追い風もあり過去最高の整水器販売台数を大幅に更新し、売上高は前期比19.1%増の152億8000万円を計上した。

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