“快眠”需要掘り起こし コカ・コーラが機能性飲料(2016.5.12)
コカ・コーラシステムは、昨年12月に届出受理されていたテアニンを関与成分とする機能性表示食品「グラソー スリープウォーター」を9日に新発売した。2009年から日本で販売開始しているビタミン飲料グラソーのブランドを活用し展開していくが、〝快眠〟を促すグラソーアイテムは日本のみの仕様となる。同社の機能性表示食品の市場投入は初。
同品は、1本410㍉㍑中にL‐テアニンを200㍉㌘含有し、「健やかな眠り(朝目覚めたときの疲労感と眠気を軽減すること)をサポートすること」などと機能表示する飲料。20~40代の睡眠時間が不足しがちな社会人に向けて訴求する。価格は税抜140円。
販売は全国のコンビニを中心に、マルエツなどのスーパー、マツモトキヨシなどのドラッグストアなど。また自動販売機での販売も一部限定で行うなど、様々な販路を活用し同品の訴求を図る。
また販売前の消費者向け提案も進めてきた。高速バス運行の㈱オー・ティー・ビーが、バス利用者における悩みのひとつである不眠を解消させるために企画した「〝健やかに眠れる〟夜行バス」と同品をコラボ、乗客に試飲させるサービスをGW期間中に実施するなど、〝快眠〟需要の掘り起こしを図っている。