機能性表示食を棚上段に マツキヨラボ新店舗で提案 (2016.5.12)

マツキヨ店内2 ズームアップカット

 届出受理の数が300品を超えた機能性表示食品。健食の主要販路のひとつであるドラッグストアで、その存在感を際立たせるには選別できるだけの受理数の多さなどが待たれていた。

 そのなかでドラッグストア最大手の㈱マツモトキヨシは、昨年から新型店舗の導入を進めているが、その2号店を先月29日に本八幡駅前(千葉県市川市)にリニューアルオープンさせた。昨年9月に導入した新松戸の1号店で培った商品選定や棚割り、陳列などをさらにブラッシュアップ、同店に集約させた。

 〝次世代ヘルスケア店舗 マツキヨラボ〟を特徴づける、血液検体測定できる〝ヘルスケアラウンジ〟、管理栄養士が個別のサプリメントを提供する〝サプリメントバー〟、専門スタッフがカウンセリングする〝ビューティケアスタジオ〟を設けたほか、2号店ではアロマやハーブティーを新たなアイテムとして加え、美と健康に加え、〝癒し〟を提供できるようにした。

 健康食品関連の棚は1階奥に位置し、「お腹の調子をサポート」「眼の健康をサポート」「快眠対策」といったコンセプト別に棚割り。それぞれの棚上段に機能性表示食品などを置き、謳える機能表示を販促物で訴求する。また、そのコンセプトに沿った健康食品や医薬品・部外品、雑貨をその直下の段に陳列するなどし、「顧客の目線に合わせた棚割り」(担当者)を実行、需要を掘り起こす新たな試みを始める。

【写真=マツキヨラボ2号店の店内(4月29日、千葉県市川市)】

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