届出データベース、消費者に便利 機能性表示食品
(2016.5.30)


 消費者庁が26日に初めて行った、機能性表示食品制度届出データベース(DB)を使った届出情報更新は、翌27日にもあり、雪印メグミルク㈱が届け出た、ガセリ菌SP株を機能性関与成分とするヨーグルト2商品が新たに追加された。これにより2016年度の届出受理件数は計4品目、前年度分も含めた届出総数は、届出自主撤回6商品を除き308商品になった。30日は更新がなかった。

 届出DBでは30日現在も、2015年度分の届出情報は反映されていない。また、15年度届出分にはあった「機能性表示食品届出一覧」(Excelファイル)が現状見当たらないため、各機能性表示食品の届出情報の概要を、一覧で確認したい向きにとっては非常に不便なものになっている。

 一方、一般消費者にとって届出DBは、欲しい商品を探すためにも使える、とても便利なツールとなりそうだ。現状4品目しか収載されていないが、例えば届出情報検索画面の表示しようとする機能性の欄に「目」と記入して検索すると、機能性表示にその文言を含む商品名、届出者名、機能性関与成分名などの届出概要が、一覧表示されるようになっている。

 消費者庁では届出DBについて「今後、QRコードによるデータベースへのリンクなどを通じ、利便性を高めていく予定」だとの考えを示している。

 なお、27日に追加されたヨーグルト2商品の届出日はいずれも4月19日付。26日追加の2商品は同14日であり、一時は解消された届出情報公開日と届出日の差が、再び大きく広がり出している。

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