DHA・EPA協議会が講演会 理想的な摂取を提示(2013.11.7)

DHAEPA協議会小

 DHA・EPA協議会(昌子有会長)、日本水産油脂協会主催による第15回公開講演会「食育を考える‐いかにDHA、EPAを摂取するか?」が10月24日、都内で開催された。

 「DHA・EPAをとり入れたバランスの良い食生活」と題して講演した女子栄養大学栄養学部・川端輝江教授は、日本では数年前に肉類の摂取が魚介類を逆転し、特に男性40~49歳で摂取の減少幅が大きく、女性でも50~59歳で減少が目立つとし、魚離れが若者だけの問題ではないと指摘した。DHA・EPAを食生活に取り入れるためには調理法にも気を付けるべきで、煮る、焼くはDHA・EPAの損失も少ないが、揚げることで50%減少するとし、自然と栄養バランスがとれる食事形態の和食の良さを説いた。

 その他、「肥満・生活習慣病と遺伝子―DHA・EPA摂取との関連」(東京家政大学栄養生理学研究室・田地陽一准教授)、「新規機能性素材オキアミオイルの生理活性」(日本水産 生活機能科学研究所・辻智子所長)の講演が行われた。

【写真は講演会会場。川端氏は「魚離れは若者だけではない」と指摘】

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