AJD2016全国大会 名古屋で300人強集め(2016.5.26)

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 オールジャパンドラッグ(AJD)は19日、名古屋市のホテルで「2016AJDチェーン全国大会」(大会委員長・杉山貞之氏)を開催した。

 今回のテーマは「健康パートナーAJDチェーン・高齢社会の暮らしを輝かせる地域の健康ステーション」。あいさつに立った杉山委員長は、約320名の参加者に向かって、「健康パートナーとしてのAJDは高齢化社会に向け、生活者の健康や疾病予防に貢献する」と述べた。また、①商品開発のスピードアップなどを通じて、共同開発機構としての役割を果たす②食品などの業態開発研究を行って、新規ビジネスに取り組む③次世代の若手人材の活用を促す―等と方向性を示した。

 恒例となった来賓挨拶は、三輪芳弘氏(興和新薬㈱社長)、上原明氏(大正製薬ホールディングス㈱社長)、佐藤誠一氏(佐藤製薬㈱社長)、西井良樹氏(第一三共ヘルスケア㈱社長)の4氏が、業界分析をしてセルフメディケーションの必要性を述べると共に、AJDの役割の重要性についても言及した。

 中でも、上原氏は力を持った生活者は、美しく老いたい、他人に迷惑をかけたくない、そのためには自分の健康は自分で守るいという考えを若い時から準備しようとしている。これに業者はどう対応するかが今問われているとした。そして1億総健康が無ければ1億総活躍もない。セルフメディケーションを社会に植え付け、日本の制度が新興国にも提示できるようなものに育て上げるべきだと述べた。

 また業界では現在①スイッチOTC製品の増加②セルフメディケーション推進税制③薬効・PR表現の見直し―などが進められているとの報告もなされた

 この日は、物故者の紹介もあり1月に亡くなった関口信行氏(龍生堂社長)ら6名に黙祷を捧げた。

 なお、大会前に行われた基調講演では、上甲晃氏の「志を教える松下幸之助の〝人づくり〟」と題する講演が行われた。

【写真=挨拶する杉山貞之大会委員長】

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