30%増の売上83億円 山本漢方 青汁さらに伸張(2016.5.26)
ドラッグストアルートで青汁商材のトップシェアを誇る山本漢方製薬㈱(愛知県小牧市)の2016年4月期の業績が、対前年比約30%増の83億円に達する見通しとなった。昨年に引き続く約30%増で、主力の大麦若葉商材がインバウンド消費でけん引した。
今後の需要増を見込み、大麦若葉栽培の新たな圃場として計画していたニュージーランドの第一期収穫も完了、製品の原材料に充てる。同時に大麦若葉の質・量を高めるため、すでに圃場として稼働しているイタリアの気候に近い国のセルビアを新たな候補地として試験栽培を始める予定だ。また昨年から着工していた第9工場が8月を目途に竣工、本稼働する見込みで、インバウンド含む国内消費はじめ、すでに展開している海外向けといった新たな需要増に対応させる。
また同社は今年創業40周年を迎えるにあたり消費者還元を目的としたキャンペーンを4月から実施している。先月から東海地区限定でテレビCMを放映するとともに、過去3年以内のポイント応募の実績のある顧客約32万件にDMを配布し、4K液晶テレビや、プレミアム顧客限定の7万円相当の日本国内宿泊施設が自由に選べる宿泊ギフトなど総額4000万円の賞品を抽選でプレゼントする。