三生医薬、機能性表示を届出 クリルオイル準備段階(2016.5.26)


 健康食品受託製造の三生医薬㈱(静岡県富士市)は、機能性表示食品のサポート事業「SUNKINOU」シリーズの提案を進めているが、このなかで提示するL‐テアニン、グルコポリサッカライド、グラブリジンを機能性関与成分とした製品で届け出ていることを弊紙取材で明かした。また先日開催のクリルオイル研究会でも、クリルオイル由来EPA・DHAで届出の準備段階にあるとしており、同社の機能性表示食品サポート事業の厚みが増してきた。

 クリルオイルについては、同社が順天堂大学らに依頼し、3月開催の日本農芸化学会大会で「クリルオイルは軽度膝関節痛を改善する」の演題で発表した。重症ではない膝関節痛を持つ20歳以上の男女50名を対象に、同オイルを1日2㌘摂取させ、血中のEPA・DHAが高まることで軽度膝関節痛の症状を改善することが示唆されたとしている。

 同社では、炎症抑制作用、生活習慣病抑制作用、女性疾患改善作用、脳機能改善作用などクリルオイルの多様な機能性のなかから、コンセプトの明解さなどを背景に関節系への機能で届け出る。想定する表示は「クリルオイル由来EPA・DHAが含まれますので、膝関節の柔軟性を維持する機能があります。膝関節に負担がかかる家事や靴下の脱ぎ履きなどで苦労されている方に適した食品です」。

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