機能性表示1年を振り返りシンポ 抗加齢医学会総会(2016.6.6)
今週10日から12日までの3日間、パシフィコ横浜会議センターを会場に「第16回日本抗加齢医学会総会」(山岨達也会長・東京大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科学分野教授)が開催される。
プログラムは36のセッション、247題の一般演題のほか、市民公開講座などを予定。さらに、日本医師会の横倉義武会長を招き「健康長寿社会に向けて」と題した教育講演(10日午後1時50分から)のほか、海外から著名な研究者2名を招いた特別講演、企業共催のランチョンセミナーなどを予定する。
11日(土)午前9時からは、「機能性表示食品制度施行1年を振り返って」と題したシンポジウムを開催。黒岩祐治神奈川県知事、川口康裕消費者庁次長が登壇するほか、駒村純一氏(森下仁丹)、宮島和美氏(ファンケル)、木村毅氏(味の素)、森下竜一氏(大阪大学大学院)の講演を予定する。
また、同日は「食生活・サプリメント・健康食品・漢方」をカテゴライズした一般口演なども予定。ピクノジェノールや高吸収クルクミン、アスパラガス茎熱水抽出物(ETAS)、オリーヴ葉抽出エキスなどの研究成果の発表がある。ほかにも、アミノ酸安眠サプリメントのVDT症候群、睡眠障害への効果等の発表を予定する。
12日午前8時からは「新たな機能性表示食品制度におけるビタミンDの効能拡大への期待」と題したモーニングセミナーが行われる。同日のポスターセッションでは還元型コエンザイムQ10の骨代謝、スカイフルーツの抗酸化作用増強、健常者におけるエクオール産生能と認知機能の検討といった発表を予定する。