エチオピア発スーパー食「テフ」 アグロケミが上市(2016.6.23)
アフリカ発の新たなスーパーフードとされる「テフ」の供給を㈱アグロケミ(東京都千代田区)が始める。7月からサンプル供給を開始し、8月には正式に上市する考えだ。
テフは、アフリカ東部に位置するエチオピア原産のイネ科スズメガヤ属の穀物。コラーゲン合成に関与する鉄を多く含むこともあり、海外ではスーパーモデルらが肌のアンチエイジング目的で食し、流行し始めているという。
このほかの栄養成分では、白米と比べてカルシウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルが顕著に多く、食物繊維やタンパク質も多い。その反面、脂質やカロリーは少ない。
食歴も有り、現地エチオピアでは乾燥させた種子を石臼で挽いて製粉した後、水を加えてパン生地にし、焼いて食してきた。
現在、エチオピアでは国内需要に対応するためテフの輸出を禁じている。一方、アメリカやオーストラリアなどでも生産されており、このため同社原料はエチオピア以外の国から仕入れることになる。