ノコギリヤシ果実エキス サンブライト、提案強める(2016.6.23)
良性前立腺肥大抑制作用による男性の排尿サポート機能が知られるノコギリヤシ果実抽出物について、食品添加物・機能性食品素材販売のサンブライト㈱(東京都中央区)が採用提案を強めている。昨年来、供給量を大きく伸ばしており、提案強化によって一層の伸張を図る構え。供給原料を使った臨床試験も近く実施し、エビデンスについても強化する。
同社が供給するノコギリヤシ果実抽出物は、米ラリラボ(ノースカロライナ州)社製の超臨界抽出によるオイル品。同社は、医薬品やサプリメントなどの原料供給を基幹事業としているが、ノコギリヤシ果実抽出物については、主要産地の米フロリダ州で果実を収集し、各社に供給する川上企業でもある。そのため、原材料果実の調達能力を強みにしている。
サンブライトでは、メーカーの原材料調達能力の高さを背景に、高品質の原材料を使用した抽出物の安定供給体制が確保されていることや、価格メリットを市場にアピール。そのうえで、機能性表示食品制度への対応も視野に入れた臨床試験に伴うエビデンスを、付加価値として提案していく戦略だ。これにより、市場シェアの拡大を狙う。
毎年8月から10月ごろの夏期に収穫されるノコギリヤシ果実を巡っては、ここ数年、天候不順によるとされる不作状況が伝えられている。一昨年には、タマ不足に伴う果実価格の上昇とともに、急速に円安に振れた為替相場にも煽られ、日本市場に流通されるノコギリヤシ果実抽出物の価格も一部で高騰していた。