「民間によるヘルスケア実現」 日本ヘルスケア協会が活動方針(2016.6.30)


 分野横断的に健康関連企業や有識者などが集い、ヘルスケア産業育成を目指す目的で昨年11月に設立された「一般財団法人日本ヘルスケア協会」は30日、活動方針発表会を都内で開催し、ヘルスケア関連企業関係者などおよそ600名が参加した。

 基調講演を行った協会事務総長の宗像守氏は、協会の目的について「ヘルスケア産業を育成し、健康寿命延伸を実現する」ことなどを挙げたうえで、協会の活動方針について「民間の、民間による、民間のための『ヘルスケアの実現』を行う」などと説明。具体的な活動については政策建議、業界調整、国民啓発、事業の普及推進などを挙げ、「組織的に決定したものは、それを確実に実現できるように働きかけをしていく」と強調した。

 日本ヘルスケア協会の組織構成は複雑で、同協会を基盤組織とし、その構成組織として「日本ヘルスケア産業協議会」と「日本ヘルスケア学会」の2組織が付随する。産業協議会については「自己検診推進部会」「OTC・漢方医薬品推進部会」「スマイルケア食推進部会」など業界・テーマ別に15以上の部会で構成されている。

 各部会には関係企業などが所属しており、活動内容としては「各部会テーマの実現を拒む障害の排除や推進に必要な環境整備を行う」ことなどが挙げられており、「機能性表示食品普及推進部会」も存在する。
 協会の会長には大西隆・豊橋技術科学大学学長および日本学術会議会長、理事長には松本南海雄・マツモトキヨシホールディングス会長、産業協議会の会長には池野隆光・ウエルシアホールディングス会長がそれぞれ就任している。


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