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　㈱ファンケル（横浜市中区）は、総合研究所のＷＥＢサイト「ファンケル研究開発」を6日にオープンした。これまでファンケルの公式サイト内で紹介していた研究所の概要や各研究成果などを独立したサイトに切り替える。5月に竣工した総合研究所に隣接する第二研究所の正式稼働に伴うもの。

　同サイトでは、最新の研究情報の発信をはじめ、基礎研究から製品開発における研究成果や研究担当者が語る独自技術や研究開発秘話、科学的裏付けのデータを紹介していく。

　第二研究所の開設は、池森賢二会長が3年前に経営に復帰してからの事業構想で、一昨年に着工し今年5月に竣工した。既存棟で行っていた美と健康に関する基礎研究を第二研究所に集約させるとともに、脳科学や皮膚科学、製剤研究などの分野で最先端の設備を導入、イノベーション研究所との位置付けで事業を推進させる。既存棟は商品開発研究所の位置付けとし、基礎研究成果を基に素早く製品開発を進めていく。

　また同日にはマスコミ向けの研究所見学会を実施。見学会後の懇親会で挨拶した池森会長は、「新しい研究所は日本で一番、世界でもトップレベル」と自負し、「現在40兆円にも上るとされる医療費を削減するには、病人をつくらない策としてサプリがある。画期的な新製品を開発し、それらに役立てたい」と意気込みを述べた。

【写真＝WEBサイトでは研究成果などを発信する】