機能性表示食品届出 ビデンス・ピローサが受理(2016.7.21)
消費者庁は19日、機能性表示食品の届出情報を更新し、日本製粉が届け出た「アマニオイル」など計7品目の届出を公開した。ここにきて情報更新の頻度は増しており、今月は、19日までに計6回更新。これにより、計26品目が新たに追加されている。
「アマニオイル」で日本製粉が初
日本製粉の届出は初。アマニ油に含まれるオメガ3脂肪酸の一種、α‐リノレン酸を機能性関与成分として届け出た。血中総コレステロールやLDL(悪玉)コレステロール値を低下させる働きを表示する。同成分を機能性関与成分とする届出は以前からあるが、届出表示はいずれも「血圧が高めの方に適した機能」。コレステロール値の低下作用を訴求するのは同品が初となる。
また、新規の機能性関与成分として、「宮古ビデンス・ピローサ由来カフェー酸」が登場した。沖縄県宮古島を本拠とする、うるばな宮古がサプリメントとして届け出たもので、「目や鼻の不快感を軽減する機能があることが報告されています」と表示する。
同社や同社グループ会社の武蔵野免疫研究所らは、宮古島の地域振興の一貫としてビデンス・ピローサの研究・栽培・加工などに取り組んできた。この届出では、機能性の科学的根拠を関与成分の研究レビューで評価。レビューには日本抗加齢協会や日本抗加齢医学会が関与している。
このほか、ルテインとゼアキサンチンを関与成分とする届出も受理。機能性表示食品「ロートV5」を現在販売しているロート製薬が届け出たもので、商品名は「ロートVチュアブル」。届出表示は「見る力の維持をサポートすることが報告されています」と変わりはないが、「※見る力とは、目で、くっきりとものを識別する力です」との文言を追加した。