セサミンに続きグルコサミン サントリーが2品目 (2016.7.21)
サントリーウエルネス㈱(東京都港区)が届け出た機能性表示食品のサプリメント「サントリーグルコサミン&コンドロイチン」を消費者庁が受理し、届出情報を15日公開した。同社からの機能性表示の届出は「サントリー セサミンEX」に続く2品目。今回届け出た機能性関与成分は、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、ケルセチン配糖体の3成分だが、研究レビューを行っている。
届出情報によると、表示しようとする機能性は「グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン硫酸、ケルセチン配糖体の3成分の組み合わせには、移動時のひざ関節の悩みを改善することが報告されています」。研究レビューでは、同3成分の組み合わせの継続摂取に伴う、健常者に対する膝関節機能改善効果を検証したランダム化比較試験に関して実施。最終的に1報の文献を採用したという。
複数成分を機能性関与成分として届け出た例は前にもあるが、これまでのところ機能性の科学的根拠については最終商品の臨床試験が大半。関与成分個別に研究レビューを行った例もあったが、今回のように成分の組み合わせによる有効性をレビューしたのは初と見られる。
また、この研究レビューでは健常者の範囲について、変形性関節症の診断基準として用いられる「ケルグレン・ローレンス」分類でグレードⅠ以下としたという。一方、安全性については当該商品の喫食実績による食経験を評価。過去14年以上の販売期間に約2470万本の出荷数量があるとしている。
なお、届出情報によると、同品の販売開始予定日は今年8月1日。一方で、機能性表示食品「セサミンEX」は6月1日とされているが、販売はまだ始まっていない模様。