ALAの認知向上などで提携 SBIとRIZAP(2016.7.21)
SBIホールディングス㈱(東京都港区)とRIZAPグループ㈱(東京都新宿区)は12日、5‐アミノレブリン酸(ALA)の認知度向上及び、同素材を配合した新製品開発と販売について、業務提携することを共同発表会で明らかにした。
SBIホールディングスは創業当初より、「健康促進への寄与」を企業理念の一つに掲げ、バイオ事業として取組んできた。10年後にはこのバイオ事業の売上を、IT事業などを含む全体の中で3分の1に引き上げたい考え。現在、バイオ事業ではALAを配合した健康食品や医薬品を製造・販売しているが、同社の北尾吉孝社長によれば「ALAは知名度で苦戦している」という。
一方、RIZAPグループは「結果にコミットする」をキャッチフレーズにしたマーケティングで注目を集め、トレーニングジムをはじめゴルフスクール運営などで売上を伸ばし、昨年度の売上は550億円、今年度は倍増の1000億円を目標にしている。また、現在はボディメイクだけでなく、ヘルスケア事業進出を目的に医療機関と連携したトレーニングの構築も進めている。
今回の提携は、ALAの認知度を向上させたいSBIと、ALAでヘルスケア事業に参入したいRIZAPが手を取り合った格好。RIZAPグループの瀬戸健社長は、「両社の強みを活かしてALA市場を確立させたい」と、発表会で決意を示した。
なお、1日にRIZAPが発売したALA配合のサプリメント「ライザップアクティブ」は即日完売。今月だけで1億円の売上を超える見込みだという。昨年12月に発売した機能性表示食品「アラプラス糖ダウン」も、昨年と今年の4~6月の受注量を比べると、今年は約4倍増えていると北尾社長は説明した。
【写真=SBIホールディングスの北尾社長(左)とRIZAPグループの瀬戸社長】