ガン罹患者100万人に がん研究センターが予測(2016.7.21)
国立がん研究センターは15日、2016年に新たにガンと診断される罹患者数が男女合計で101万200人、死亡数が37万4000人とする予測値を公表した。罹患者数は統計を取り始めた1975年の約5倍となり、初めて100万人を超える。
予測値は「全国がん罹患モニタリング集計」や「人口動態統計がん死亡数」などを用いて推定したもので、数値の公表は3年連続3回目となる。
罹患者数は前回(15年)を約2万8000人上回る。男女内訳は男性57万6100人で同1万5800人増、女性43万4100人で同1万2300人増。
部位別の罹患者数(男女計)は大腸が14万7200人で2年連続のトップ。男女で前回を5000人前後上回ると予測した。2位は前回3位の胃が13万3900人で続き、前回2位の肺が13万3800人で3位となった。4位は前立腺の9万2600人、5位は乳房(女性)の9万人だった。
予測死亡数は前回比約3000人の増加。トップは肺の7万7300人。2位は大腸の5万1600人、3位は胃の4万8500人だった。