ブラックジンジャー、受理 丸善製薬が届出(2016.8.4)


 ブラックジンジャー由来の5,7-ジメトキシフラボンを機能性関与成分にした機能性表示食品の届出を、消費者庁が2日までに受理し、届出情報を公開した。機能性関与成分としては初登場。同関与成分を規格化したブラックジンジャー抽出物を製造販売する丸善製薬㈱が届け出たもので、受理を受け、原料ユーザー各社に対する届出支援を本格化させる構えだ。

 届出表示は、「ブラックジンジャー由来5,7-ジメトキシフラボンは中高年齢者において加齢により衰える歩行能力の維持に役立つことが報告されています」。科学的根拠については関与成分の研究レビューを届け出た。

 歩行能力に届出表示で言及する機能性関与成分は、味の素㈱が届け出たロイシン40%配合必須アミノ酸以来2成分目となった。今回の届出では、〝筋肉〟の文言は含まれていないが、〝中高年齢者〟や〝加齢により衰える〟といった表現が盛り込まれたことから、いわゆる「抗ロコモティブシンドローム」を訴求できる表示といえそうだ。


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