サプリ支出17.6%増に 6月の家計調査(2016.8.11)
総務省統計局が先月29日に公表した2016年6月の家計調査速報(2人以上世帯)によると、1世帯当たりの健康保持用摂取品(サプリメント)の支出額は1417円となり、前年同月比は名目17.6%増だった。4カ月連続の二ケタ増を記録。16年上半期のサプリ支出額は前年同期比8.9%増となった。
6月のサプリ支出額を世帯別に見ると、無職世帯層の伸張が著しく、同29.6%増の2169円と3割近くも増加した。支出額が2000円台に達するのは、13年1月以降では初。加えて、3カ月連続で20%以上の伸張を見せており、伸び率も増加傾向を示している。
その一方で、勤労者世帯のサプリ支出額は同13.5%減の766円だった。減少は3カ月連続。
16年1月から6月のサプリ支出額を合計すると7575円となった。前年同期比を見ると8.9%増。15年上半期の前年同期比は2.9%増と、伸び率が6ポイント拡大している。
なお、6月の1世帯当たり総消費支出額は26万1452円となり、前年同月比は物価変動を除いた実質で2.2%減、名目では2.7%減とそれぞれ減少した。実質減は4カ月連続。