健康サポート薬局も販路に HQ認証商品(2016.9.1)


 ハイクオリティ(HQ)認証制度を運営する日本健康食品・サプリメント情報センター(JAHFIC、田中平三理事長)は8月30日、今年10月1日から都道府県への届出受付が始まる「健康サポート薬局」に、同認証取得商品を流通させる計画を明らかにした。まずは30店舗で販売を開始し、今年度内に500店舗まで契約先を拡大させたい考えだ。

 JAHFICは同日都内で「かかりつけ薬局・健康サポート薬局制度とハイクオリティ認証」と題したセミナーを開催。この中で宇野文博理事が明らかにした。健康サポート薬局を開局するために必要な所定の研修にかかわる教育システムの提供と、HQ認証取得商品の流通システムを連動させるビジネスモデルを構築したという。

 宇野理事は健康サポート薬局制度について「健康相談や予防医療ステーションとなることが目されており、病人だけではなく健常人が薬局を訪れる流れができる」としたうえで、「健康食品などの健康ビジネスにとってチャンス」だと強調。また健康サポート薬局の開局数について、将来的に全国1万店舗に及ぶ可能性があるとの厚生労働省による見通しを伝えた。調剤薬局は現在、全国に5万5000店舗が存在するとされる。

 こうした動きに合わせ、JHFICでは今後、HQ認証の消費者認知向上にも努める。「朝日新聞とコラボして、全面広告でHQ認証の継続アピールを行う」と言う。


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