荒畑園 来春商戦で引合い増 べにふうきの機能性表示食(2016.9.8)
今年5月に届出受理されていた㈱荒畑園(静岡県牧之原市)の機能性表示食品・べにふうき緑茶3品の引き合いが強まっている。届出公表後に地元静岡のテレビ局などで取り上げられたことなどもあり、今秋の正式販売に関するリリースを先月上旬に配信した前後から県内外の大手を含む商社から引き合いがあり、11月にはスーパーやドラッグストアなどの店頭に並ぶ見通しだ。
同社では、同品の販路として自社の通販と卸売りの2事業で展開していく方針。「当初は県内企業からの引き合いを想定していたが、県外からも多数きており、来春の商戦に向けて配荷される予定」としている。対前年約2倍の配荷量を見込んでいる。
販売するべにふうき茶は機能性表スティックタイプなど3種類を用意したべにふうき緑茶示食品として3番目の後発になるが、「先発2社と比べ、当社では旨味・栄養成分を余すことなく取り出すなどの深むし製法に加え、べにふうき独特の苦みを抑え、機能成分を残す独自の製法を駆使した」といい、まろやかな味に仕上げたことで差別化できるとしている。
新製品の機能性関与成分はメチル化カテキンで、「ハウスダストやほこりなどによる目や鼻の不快感を軽減することが報告されています」などと表示する。
スティックタイプ(30本入、税込1080円)、粉末茶(50㌘入、同)、ティーパックタイプ(30袋入、同1620円)の3種類を用意した。これまで花粉シーズンの春先に配荷が進んでいたが、今後機能性を表示できるメリットを活かし通年商材に育てていく意向だ。