ヒト試験テコに拡販 ドクターセラム「シルクフィブロイン」(2013.11.21)
健康食品・化粧品OEMのドクターセラム㈱(東京都渋谷区)の独自健康食品素材「シルクフィブロイン」摂取に伴う糖尿に対する働きについて有効性データがかなり充実してきた。これをテコに同社では拡販に乗り出している。エステティックサロンに続く販路として、特に調剤薬局ルートを確立させたい考えだ。
同社では医療機関などと連携してシルクフィブロインを配合した最終製品(レトルトゼリー)のヒト飲用試験を継続的に実施。2005年の開始以来、被験者数は延べ1493名(13年10月現在)に上る。試験の結果、血糖値を始めヘモグロビンA1c、総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪の数値を改善させることが多くの被験者で認められている。
また、今年5月には腎機能低下抑制作用を学会発表。東京・九段クリニック(医療法人社団博心厚生会)が実施した、糖尿病性腎症患者18名を被験者にしたヒト試験で明らかにしたもの。同じ最終商品を12カ月にわたり摂取してもらったところ、腎機能が低下すると増加する血清クレアチニン、逆に機能低下に従って下がるeGFR(推算糸球体濾過量)について、それぞれの悪化を抑制した。
ほかにも、2型糖尿病患者を対象にした6カ月摂取試験からも有効性が示唆されている。
これらのヒト飲用試験に使用された最終製品は、ОEM製造に対応している。同社では「シルクフィブロインは、調剤薬局をはじめエビデンスが強く要求される先の信頼に100%応えられる商品だと確信している」という。