殺菌ビフィズス菌で花粉症状抑制 コンビが新知見(2013.11.21)


 コンビ㈱ファンクショナルフーズ事業部(さいたま市桜区)は、殺菌ビフィズス菌「BR‐108」に、花粉症状抑制作用があることを都内で開催したセミナーで発表した。

 スギ花粉症モデルマウスに、BR‐108を1日20㍉㌘(菌数20億個)、35日間投与したところ、スギ花粉由来アレルゲンを経鼻投与した直後の鼻掻き回数がプラセボ群に比べて有意に少なく、血清中のスギ花粉症特異的IgE量も有意に減少したことを確認したという。その抑制効果については、市販の生菌ビフィズス菌製剤と比べても「遜色ない」と同社では報告している。

 また、同社はBR‐108を採用した顧客の製品開発から販売まで、無料でサポートするシステム「Com‐pas(コンパス)」を導入した。同システムは、殺菌乳酸菌「EC‐12」でも利用されているもの。BR‐108とマッチングする素材の提案や技術相談を行うほか、試作・検証段階での末端製品中の同菌の含有量や免疫活性測定、商品へのブランドマーク貸与、顧客の営業員のための勉強会を開催するなど、総合的にサポートする。

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