神奈川県、食品産業強化に着手 健食分野にも注力(2016.10.17)


 神奈川県が食品産業や農業の強化に乗り出している。健康食品分野も取り組みを活発化しており、この一環として、公益財団法人神奈川科学技術アカデミーで機能性表示食品などの研究開発・分析受託事業を強化しているほか、横浜市立大学付属病院の臨床試験設備を拡充することで先月、国家戦略特区の計画変更の了承を受けた。

 また、同県の未病対策プロジェクトの一環として、三菱化学㈱、㈱ABCクッキングスタジオと連携し、三菱化学の植物工場産の栄養機能食品「キュアリーフ葉酸」(ベビーリーフ、ビタミンK)を使った料理レシピの普及にも乗り出す。

 中小企業庁が13日にまとめた中小企業景況調査によると、注目ポイントとして、東京都や千葉、埼玉、神奈川県など南関東地域の景況感悪化(7~9月期)が目立っている。神奈川県では不振の商業、工業部門のてこ入れと合わせて、食品、農業産業の強化に取組む。


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