必須アミノ酸ロイシンの代謝産物「HMB(3‐ヒドロキシ -3 ‐メチルブチレート)」を機能性関与成分にした機能性表示食品の届出を消費者庁が受けつけ、10月28日に公開した。届け出たのは、HMBカルシウムを製造販売している原料メーカーの小林香料㈱。
HMBを機能性関与成分にした届出は初で、表示しようとする機能性は「自立した日常生活を送る上で必要な、身体を支える力の維持に役立つ筋肉量や筋力の維持をサポートする機能があることが報告されています」。届出表示に〝筋力〟を盛り込んだ届出も初となる。同社によると、届出までに要した届出書類の再提出回数は、計5回を数える。
機能性の科学的根拠については、HMBの研究レビューで検証しており、最終的に5報の文献を採用した。HMBは、スポーツサプリメントとしてアスリートを中心に利用されているが、今回の届出商品の対象者からは「スポーツ選手やトレーニングをしている人」は除外されており、あくまでも一般生活者を対象にするものとなっている。