「醗酵黒じゃばら」を上市 抗アレルギーで提案、日新蜂蜜(2016.11.2)


 日新蜂蜜㈱は、抗アレルギー作用を持つ「醗酵黒じゃばら」を上市した。同社では花粉症緩和作用を確認しているほか、ナリルチン以外の機能性関与成分として、香り成分でもあり抗アレルギー作用が認められている5‐HMFを特定した。花粉飛散シーズンを前に、同知見により提案を推進する。

 ジャバラは、苦みの強い果皮にナリルチンを多く含むと言われる。同社では発酵・熟成により、果皮の苦みを緩和するとともに、5‐HMF含有量を高めることに成功した。

 ヒト試験では、醗酵黒じゃばらに花粉飛散時期の抗アレルギー作用があることも、同社では確かめている。毎年アレルギー症状を自覚する健常者7名に、醗酵黒じゃばらを1日あたり1.8㌘の量で15週間継続摂取してもらったところ、日本アレルギー性鼻炎標準調査票に準じたQOLアンケートでは、摂取期間中のQOLが維持した。また、血液中の非特異的IgE抗体を測定した結果、その上昇を抑制した。

 このほか試験管試験では、発酵黒じゃばらには脂肪細胞から遊離する炎症性物質に対し、高い抑制効果を持つことが確認されているという。


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