機能性表示、500品目突破 その他加工食が過半数占める(2016.11.18)


 機能性表示食品の届出情報更新が14日にあり、新たに4品目が追加され、昨年度届出分も含めた届出総数が自主撤回分(7品目)を除き505品目となった。機能性表示食品制度は昨年4月に施行。今年度の届出件数は14日現在202品目で、届出総数は今年度内に600品目を超えるのは確実といえそうだ。

 これまでに届け出られた食品の区分を見ると、風味違いなどバリエーション商品で届出件数が積み上がる傾向があるサプリメント以外のその他加工食品が、286品目と過半数を占める。生産食品は4品目。

 生鮮食品については、8日の届出情報更新で、およそ4カ月ぶりに新たな届出が1品目追加された。静岡県のJAとぴあ浜松(浜松市)の県内で生産される温州みかんで、βクリプトキサンチンを機能性関与成分とし「骨代謝のはたらきを助ける」働きを表示する。温州みかんでの届出は同県のJAみっかび(三ヶ日市)に続き2例目。JAとぴあ浜松は昨年中に届出書類を提出しており、届出までに長期間を要した。

 一方、これまでに最も多く届け出られている機能性関与成分は難消化性デキストリンで、全体の1割強に当たる64品目。今年10月1日以降の届出情報更新では、新たに10品目が追加された。

Clip to Evernote

ページトップ