フジッコ 健食好調、売上全体をけん引 機能性表示食、売上伸びる(2016.11.17)


 フジッコ㈱は11日、上半期決算と通期業績予想を発表し、健康食品などの好調を背景に、2017年3月期は売上高で前年同期比約26億円増の613億円(連結)になるとした。

 上期決算の製品分類別では、豆小鉢、惣菜配送、蒸し豆、通販サプリなどが売上増をけん引したが、これらのうち、健康食品は好調が続いており、特に通販で展開しているカスピ海ヨーグルト「善玉菌のチカラ」は、17年3月期で売上高35億円を見込んでおり、健食通販の乳酸菌市場でシェアトップを目指す。

 また、8月に大豆加工食品で初の機能性表示食品の届出が受理された「そのままがおいしい 蒸し大豆」は、届出受理を契機に「急速に売上を伸ばしている」(同社経営企画部)状況。同社では、これら健康食品分野で、19年3月期約80億円以上を目指す考え。

 11年に発売した「朝のたべるスープ」シリーズは、「腸温活プロジェクト」の一環として、11月中旬に期間限定で早稲田大学の学生食堂に供給しており、同プロジェクトの「50円朝食」食材のひとつとして、「学生から非常に好評で完売状態」(同大学学生課)だという。同社では「今後、10兆円の朝食市場開拓を目指し、強力にプッシュしていく」(同社経営企画部)考えだ。

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