フジッコ 健食事業が伸張 (2016.11.24)
フジッコ㈱は11日、上半期決算と通期業績予想を発表した。健康食品などの好調を背景に、2017年3月期では売上高で前年同期比約26億円増の613億円(連結)になるとした。
発表によると、上期決算では、売上高が前年同期比2.4%増の292億円。営業利益は同1.2%増の24億円となった。製品別では、昆布、豆類が予想を下回ったのに対し、ヨーグルト製品は予想を上回り売上増を牽引した。
健康食品も好調が続いており、特に通販で展開しているカスピ海ヨーグルト「善玉菌のチカラ」は、17年3月期で売上高35億円を見込む。同社では健食通販の乳酸菌市場でシェアトップを目指す考えだ。
8月に大豆加工食品で初の機能性表示食品の届出が受理された「そのままがおいしい 蒸し大豆」は、届出受理を契機に「急速に売上が伸びている」(同社経営企画部)状況。同社では、これら健康食品分野で、2年後の19年3月期に約80億円以上を確保する方針。研究開発にも力を入れる。