味噌の機能性表示で産学研究開始 マルマンなど(2016.12.19)
長野県飯田市の味噌醸造を手掛けるマルマン㈱は、飯田女子短期大学など大学機関と協力して、味噌の機能性表示食品化を目指す研究に乗り出す。
味噌は多数の機能性関与成分による作用機序が複雑などの理由から機能性表示食品化は困難とされており、機能性関与成分を添加した即席味噌汁の届出があるのみで、味噌自体の届出はされていない。
しかし、マルマンでは「味噌の機能性表示食品化が困難なことは承知しているが、いくつかの有望な成分もあり、長期的に研究開発に取り組む」(林隆仁社長)考えだ。
この一環として、公益財団法人南信州・飯田産業センターが運営する飯田メディカルバイオクラスター内に「みそ大学」を設立した。健康増進に向けた味噌の役割に関する調査研究や情報発信をする。