無承認医薬品調査結果を公表 平成26年度調査 厚労省(2016.12.26)
厚生労働省は22日、平成26年度(2014年4月~15年3月)に実施した「無承認無許可医薬品等買上げ調査結果」を発表した。171商品中9商品から、タダラフィルなど3種の医薬品成分が検出されたという。調査は40道府県で買上げ調査を行ったもので、分析は国立医薬品食品衛生研究所が担当した。
発表によると、9商品のうち3商品は、現在は終売となっている『2H&2D』だった。埼玉、香川、愛媛の3県で買上げられた同品からタダラフィルが検出された。ただ同品は15年4月以降、製造販売されていない。販売元は同年3月、東京都からタダラフィルが検出されたとの報告を受け、自主回収および販売中止としていた。3県が買い上げたのは、昨年3月以前に販売されていたものとみられる。
このほか、福岡県が買い上げた『HSAキング』という商品からホモタダラフィルが検出された。同品も、今年4月、大阪府が実施した買上げ調査の結果で同成分が検出されたとして、府が商品名などを公表していた。