サンフレッチェ、サプリ全面禁止 ドーピング違反問題受け(2017.1.12)
プロサッカーチームのサンフレッチェ広島はこのほど、所属選手がJADA(日本アンチ・ドーピング機構)から昨年12月20日付で、アンチ・ドーピング規則違反の制裁措置(資格停止を伴わない譴責)を受けたことに関連して、今後、所属選手全員に対して、サプリメント類を摂取しないよう指導していく考えを明らかにした。
サンフレッチェ広島の広報担当者によると、規則違反の疑いで暫定資格停止処分を受けていた所属選手の喫食状況などを調査した結果、サプリメントの摂取でドーピング禁止物質が検出された可能性が高いことが分かったという。同サプリメントは、チームドクターが製造元に成分内容を確認したところ、ドーピング禁止を含まないため安全と判断したものだったという。
サンフレッチェ広島によると、「製造元や商品名については、われわれからは言えない」としたうえで、「JADAの認定マークがついたサプリメントではない」(広報担当)としている。
同チームでは、こうした状況を背景にアンチ・ドーピング体制の抜本的な見直しに着手する方針で、「今後は全てのサプリメントに関して、服用しないよう選手に指導する」(同)考え。