島田和幸氏がCEOに昇任へ ファンケル 子会社合併で体制再構築
(2017.1.17)


 ㈱ファンケルは16日開催の取締役会で、島田和幸取締役執行役員グループサポートセンター長の代表取締役社長執行役員CEOの昇任を決定した。2015年4月にスタートした中期3カ年計画の達成と、持続的成長及び企業価値の向上を図るため、その着実な推進役として島田氏の就任を固めた。就任予定日は4月1日。宮島和美代表取締役社長執行役員COOは取締役副会長執行役員に退く。


 グループ体制も変わる。3年前に専門性・自立性を高める事業運営を図るため持ち株会社制を導入し、サプリメント中心の㈱ファンケルヘルスサイエンス、主軸の化粧品製造販売の㈱ファンケル化粧品を立ち上げたが、これら2社を吸収合併する。中計策定時と比べ消費動向や競争環境など大きく変化していることから、同社グループ全体が持つ強みを複合的に生かした体制構築に乗り出すべきと判断した。


 社長に就任する島田氏は55年生まれの61歳。79年に同志社大法学部卒業後、㈱ダイエーに入社。03年に㈱ファンケルに入社後、経営戦略本部長、管理本部長などを歴任し、15年に取締役専務執行役員に就く。


 なお、創業者の池森賢二代表取締役会長執行役員グループCEOは代表取締役会長執行役員ファウンダー、田多井毅代表取締役副社長執行役員は相談役に就く。

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