新工場の操業開始、生産能力3倍に ファイン(2017.1.30)


 健康食品製造販売の㈱ファインは、かねてより兵庫・たつの市播磨科学公園都市に建設中だった新工場が竣工、操業を開始した。生産能力は現有能力の3倍以上に増強される。

 27日に関係者を招き落成式が行われ、挨拶した佐々木信綱社長は、「10年前に現会長とこの地を訪れ、ここに新工場を建てたいと思っていた。各方面から多大な支援をいただいた」といい、来席した関係者に向け謝辞を述べた。また、同社が現在推し進めている機能性表示食品についても触れ、「現在届出受理は30品で、さらに40品を申請中だ」とし、消費者に機能性が伝えやすい同制度を活用した事業を拡大させる方針を示した。

 新工場「播磨先端製造技術センター(HAMTC)」は、建築面積約2314平方㍍の鉄筋2階建の受託製造施設で、今後の海外展開などを見据えた基幹工場として建設した。造粒、混合、打錠、充填、箱詰などの各工程に最新の機械を導入し、原料の受け入れから出荷までの一貫生産体制を整える。製造品目は約800種。品質管理については、早い段階でISOや有機JASなどを取得し、健食GMPは年内を目途に取得する方針だ。


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