DgSへの商品展開も重点戦略に 山崎製パン(2017.2.2)


 山崎製パン㈱は従来のスーパー、コンビニなどの一般食料売り場だけでなく、DgSを意識した健康志向のパン商品の開発を強化する。

 同社は1月26日に栄養機能食品パン「ヨーグルト風味スティックパン」(葉酸配合)を発売したが、同商品はドラッグストアを中心に約5800店で展開しており、「ドラッグストアを意識した従来とは異なるトライアル的な意味での商品」(同社広報部)だという。

 同社は2009年にトクホを取得したパンを発売した実績を持つが、11年に商品ラインナップの見直しで終売している。一方でここ数年、DgSの食料品販売額が高い伸び率で増え続けていることから、今回の新商品発売を機に、DgSのコンセプトにもマッチする商品開発を進めていく方針だ。

 パン需要は個食化や所得水準の低下、高齢化などから、シニア層や女性層を中心に拡大傾向にあり、新商品数も増加している。製パン各社による健康や栄養をキーワードにした商品開発が今後、活発化しそうだ。


Clip to Evernote

ページトップ