沖縄21世紀ビジョンを改定 沖縄県、健食も引き続き注力(2017.4.3)


 沖縄県振興審議会は3月30日、「沖縄21世紀ビジョン基本計画」の改定案をまとめた。6日に答申。農産物高付加価値化・健康食品分野は、ウェルネス・ツーリズムと大型MICE(展示場・会議施設)が新たに盛り込まれたことから、ニーズに即した商品化や販路開拓、研究機関や異業種との連携をより強化する方向となった。

 沖縄21世紀ビジョン基本計画は、同県施策の柱となるもので、今回の改定では、基地問題、子供の貧困対策、MICEの3つに関する事項が、大幅に加筆修正・新規記入された。

 農産物高付加価値化・健康食品分野は、引き続き、今後成長が見込まれる「健康・医療」分野のひとつとして挙げられ、大学研究機関などと協力したブランド化などに注力するとされた。

 また、大型MICE施設が計画に新たに盛り込まれたことから、ビジネスマッチング、輸出拡大(県の国際物流事業強化)など、販路開拓がより重点化された。

 大型MICE施設は、県内最大規模となる整備費513億円の大型事業で、2020年完成を目途に県中央部の中城湾港マリン地区に敷地面積14.5haの国際展示場・会議施設などを建設する。

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