ファンケル、「置き場所指定お届け」取組強化 物流問題解消のため(2017.4.6)
㈱ファンケルは、商品の配送時・受取時における〝不便さ〟を解消するための「置き場所指定お届け」サービスの取組みを強化する。
同サービスは、不在時などの際に顧客が指定した場所、例えばガスメーターボックスや玄関脇などに商品を届けるもの。受領印は不用で、配送会社が指定された場所に商品を届けた配送完了の旨を記載した用紙をポストに入れて知らせる。近年、ドライバー不足などで社会問題化している配送会社の労働環境改善にも寄与できるとして、5月から同社ホームページで利用案内ページを開設し、電話での注文時にも顧客に知らせるなど告知を強化する。将来的には同サービスでの配送率を現状の30%から50%まで高める。
同社では同サービスを1997年から実施。当時は、女性の社会進出の増加などによる在宅率低下の状況を踏まえ同サービスを導入していた。商品が紛失した場合も改めて商品を配送する体制も構築するなど「他社に例のない独自のお届けサービス」としている。