通販健食、依然振るわず JADMA10月度売上高(2013.12.26)


 日本通信販売協会(JADMA)の理事社・監事社を中心とする会員企業計151社を対象にした2013年10月度通販売上高調査結果によると、健康食品は前年同月比4.7%減の160億4500万円となり、5カ月連続のマイナスとなった。1カ月ぶりに160億円台に乗せた一方、減少幅は前の月に比べて2.7ポイント悪化。その他の商品分野も軒並み減少となり、総売上高は3.8%減の1388億6400万円とマイナスに転じた。

 商品別にみると、5カ月連続で減少していた化粧品は8.6%減の132億3300万円と、前の月に比べて減少幅が4.7ポイント拡大。また、総売上高に占める構成比は9.5%と今年度調査では初めて1ケタ台に落ち込んだ。健康食品を除く食料品も10.2%減の51億2500万円と振るわなかった。

 一方で、同月度の1社当たり平均受注件数は8万7869件(回答120社)と前の月に比べて1万6000件以上多い高水準。その中での売上高減少は、受注単価の低下が影響している可能性もありそうだ。

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