医薬向けEPAで新工場竣工 日本水産 投資額80億円(2017.5.15)


 日本水産㈱は11日、医薬品向けEPA(エイコサペンタエン酸)の生産に特化した新工場「ファインケミカル総合工場鹿島医薬品工場」を竣工した。今後、医薬品cGMP基準の取得などを進め、来年1月にも稼働させる。これに伴い、既存工場の「ファインケミカル総合工場鹿島油脂工場」は、EPA・DHAなど食品向け機能性脂質や化粧品素材を中心に生産していく。

 新工場は、今後予測されるEPA医薬品市場の拡大に備え、特に海外への医薬品供給に必要不可欠なcGMP基準による品質・生産管理を実施することなどを目的に、80億円を投資して既存工場の隣地に建設したもの。生産能力は年間420t。工場規模は建築面積2728㎡、延べ床面積3708㎡となっている。

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