フォーデイズ、売上高420億円突破 健食事業が好調(2017.6.19)
核酸健康食品・化粧品を販売するネットワークビジネス大手のフォーデイズ㈱が業績をまた伸ばした。同社が16日発表した2017年3月期決算によると、売上高は前期比8.1%増の429億4900万円と17期連続の増収。経常利益は10.6%増の54億8100万円、純利益は21.3%増の34億2900万円とそれぞれ過去最高益を記録した。
健康食品事業の売上高は365億4500万円で、前期比は9%のプラス。主力の核酸ドリンクが287億7100万円を売り上げ、前の期と比べても2.3%増と好調を維持した。さらに、新製品のアイケア対応機能性表示食品やBCAAサプリメントなど、核酸ドリンク以外の健康食品の売上高が大幅増に。43.4%増の77億7400万円を弾き出した。
一方、化粧品事業の売上高は64億400万円。大型新製品の投入は行わなかったものの、前期比は3.2%のプラスを示した。
同社によると現在の会員数は32万人。今期18年3月期は、引き続き「製品戦略」を重要施策と位置付ける方針で、大学など外部機関と連携した研究開発に引き続き注力しながら「差別化された進化を続ける製品群を提供」する。また、アジア地域での営業展開も強化し、グローバル化も加速させる。これにより、前期比25億円増の454億円の売上高を目指す方針。健康食品事業についても389億円台に乗せたい考えだ。
機能性表示食品についてはこれまでに2品を届け出ている。ルテイン・ゼアキサンチンを機能性関与成分とするサプリメント「アイリフレ クリア」が昨年1月に受理されたのに続き、同12月には難消化性デキストリンの「ファイバーミックス Bio」が受理。今後も届出を続けるものとみられる。