反ドーピング法、国会提出見送り 加計学園問題のあおり(2017.6.19)
超党派のスポーツ議員連盟が成立を目指していた反ドーピング法案(スポーツにおけるドーピング防止活動の推進に関する法律案)は、18日まで開かれていた通常国会での提出が見送られる結果となった。
関係者によると、同法案は5月下旬から6月上旬をめどに衆議院文部科学委員会での審議・採決を目指して、各党とも党内手続きを終えていたが、加計学園問題の影響で、委員会がほとんど開かれない状態となったため、提出が見送られた模様だ。
スポーツ議連では、秋に想定される臨時国会で、早ければ9月にも成立を目指す方針だが、関係者によると、文部科学関係の別の議員立法も多く残っているため、内閣提出法案の後に審議される各議員立法の審議は、状況が見通せないという。