小林製薬㈱は6日、今秋の新製品に関する内覧会を都内で開催した。医薬品や健康食品、スキンケア、芳香剤、オーラルケアなど18品を秋の商戦に投入し初年度売上51億円を見込む。
健康食品では、差別化できる発酵高麗人参と関節系のサプリメントを投入するとともに、新たなプロモーション什器を用意するなどし消費者の需要を喚起する。
同社によると、高麗人参サプリメント市場は通販が8割以上と圧倒的なシェアを占める一方で、店販のシェアはわずか5%と分析。店販では液体形状が多く、またタブレットタイプが少ないことに着目、発酵による有用成分・コンパウンドK含有の訴求と、値頃感のある価格設計(1カ月分、3000円)で店販シェアの拡大が図れると判断した。
「発酵 高麗人参」は9月13日に上市する。初年度売上は1億2000万円を見込む。
関節系サプリ「ロコエール」(270粒入、3000円)は、グルコサミンを中心に、筋肉成分としてのイミダゾールペプチド、軟骨成分のⅡ型コラーゲン(鶏軟骨エキス)の3主要原材料を採用した。同社では、「グルコサミン市場は停滞気味だが、〝筋肉成分〟をプラスαすることで市場を底上げできる」としている。初年度売上目標は1億5000万円。