日本アントシアニン研究会(矢澤一良会長)が今月26日に都内で開催する第6回研究会のプログラムが正式に公表された。「機能性関与成分の定義を考える」と題して合田幸広・国立医薬品衛生研究所薬品部長が講演する他、アントシアニンを有効成分として含むビルベリーエキスの機能性評価調査の発表などが行われる。会場は東京ビックサイト会議棟。時間は午後1時から5時まで。
ビルベリーエキスの機能性評価は、現時点のエビデンスレベルを研究会会員が調査し、その結果を、2011年度に消費者庁が実施した「食品の機能性評価モデル事業」で評価パネルを務めた識者を中心に構成する評価委員が改めて評価するというもの。
評価委員を務めるのは、モデル事業で評価パネルを務めた唐木英明氏(東京大学名誉教授)、日比野康英氏(城西大学教授)、室伏きみ子氏(お茶の水女子大学学長)の他に加藤久典氏(東京大学教授)の4名。評価基準は、モデル事業から一部変更して厳格化するという。
このほか、インデナと常磐植物化学研究所によるRCT(ランダム化試験)の研究発表が予定されている他、日本健康食品規格協会(JIHFS)の池田秀子理事長が「エビデンスを再現させるための品質とは(仮題)」をテーマに講演を行う。さらに、慶應義塾大学医学部眼科学教室教授で、同研究会の名誉会長を務める坪田一男氏が初めて登壇し、眼科専門医の立場から見たアントシアニンについて講演を行う。
参加費は2000円(一般会員年会費含む)。閉会後に東京湾で貸切クルーザーを使ったディナー懇親会も開催する(参加費8000円)。詳細は研究会事務局(電話03・5840・9822)迄。