PSGで動脈硬化リスク低減 ファンケル(2013.12.12)


 ㈱ファンケル(横浜市中区)は2日、発芽米の希少成分・PSG(アシル化ステロール配糖体)を配合したサプリメントの摂取で、悪玉コレステロール値を低下することを明らかにした。同社では、動脈硬化のリスク低減に寄与する可能性を示唆している。医療財団法人 健康院「健康院クリニック」との共同研究成果で、1日に開催された第16回日本補完医療学会学術集会で発表した。

 発表演題は「日本人男性における米由来ステロール配糖体画分の動脈硬化リスク低減の検証」。血中コレステロール値が140㍉㌘/デシ㍑以上でBMIが25以上の日本人男性51名を対象に、PSGを30~50㍉㌘含むサプリメントを12週間連続で摂取させ、血中LDLコレステロール値と血中nonHDLコレステロール値、動脈硬化のリスクの指標となるLH比を算出した。その結果、プラセボ群では摂取前後で有意な変化はなかったが、PSG群では摂取前と比べて血中LDLコレステロール値とともに血中nonHDLコレステロール値が有意に低下した。またLH比でもプラセボ群と比較しPSG群の変化率は有意に大きく、PSG含有のサプリの摂取によりコレステロールのバランスの改善が認められたとしている。

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