美肌作用、大麦若葉と長命草で確認 東洋新薬(2013.12.12)
青汁にも利用される植物素材を継続摂取することで美肌効果が期待できることを㈱東洋新薬(福岡市博多区)が臨床試験で確認し、このほど学会発表した。同社が取り扱う大麦若葉末と長命草末(ボタンボウフウ末)の2素材について、保湿作用などのあることをそれぞれ見出した。いずれも肌荒れ症状のある女性20名を被験者にした二重盲検並行群間試験で確認した。
発表によると、大麦若葉末および長命草末ともに頬部の角層水分量の増加が見られた。大麦若葉末については摂取8週間後に摂取前と比較して有意な増加を確認。長命草末では同じく増加傾向が認められた。
一方、大麦若葉末では肌の明るさ(くすみ)の改善も確認出来た。摂取前およびプラセボ群との比較の両方で有意な改善が見られた。他方で、長命草末ではアンケート調査でシワの有意な改善も認められたという。摂取量はそれぞれ1日当たり1㌘。
いずれも北里研究所病院・美容医学センターの毛利麻里氏および南青山ガーデンクリニックの杉田俊郎理事長らとの共同試験で確認したもの。
大麦若葉末の美肌効果については第20回日本未病システム学会学術総会で、長命草末に関しては第16回日本補完代替医療学会学術集会で発表した。