「歯ぐきを丈夫で健康に保つ」 機能性表示食品で新規クレーム(2017.8.17)
歯ぐきに対する働きを訴求する機能性表示食品の届出情報を消費者庁が16日、公開した。「ロイテリ菌(L.reuteri DSM 17938株)」というプロバイオティクス(乳酸菌)を機能性関与成分にしたもの。
届出表示は「口腔内フローラを良好にするL.reuteri DSM 17938株は歯ぐきを丈夫で健康に保つ機能が報告されています」。口腔ケア機能を訴求する機能性表示食品の届出は初となる。
牛乳・乳製品メーカーのオハヨー乳業がヨーグルトで届け出た。商品パッケージの側面には、任意表示として、「歯の健康は機能性表示食品の摂取ではなく、ブラッシングが基本です」と記載する。
届出情報によると、機能性関与成分のロイテリ菌は、バイオガイア社(スウェーデン)によるもの。研究レビューはオハヨー乳業の社員が実施し、NPO日本抗加齢協会の監修を受けた。また、この機能性表示食品の目的は、あくまでも「セルフケアの方法を提供する」ことだとしている。