ネスレがサプリ市場に本格参入 機能性表示食など飲料4品発売(2017.8.29)
医療機関向けに栄養補助食品を販売してきたネスレ日本㈱ネスレヘルスサイエンスカンパニーは23日、海外で先行する一般向け栄養補助食品ブランド「BOOST」を国内発売すると発表した。高齢者層の〝アクティブ寿命〟延伸のサポートを目的にした同品により、一般向けサプリメント市場に本格参入する。
グローバル企業のネスレでは、世界規模で健康を意識した製品づくりに舵を切っており、同ブランドの日本発売もその一環。新製品については、ターゲット層となる国内ミドルエイジ以降の世代の健康状態や嗜好などを調査し、スイス本社や欧米などの各国グループ企業と協力して、日本向けのオリジナルとして開発した。
また、高齢者でも摂取しやすいように新製品は全てドリンク。食卓の1品として手軽に飲用できることも考慮し、〝ワンショット〟で飲める63mL入りとした。その一方、栄養素や機能性成分について同社では「高濃度配合した」としている。今後はこの〝ワンショットサプリ〟を新しいカテゴリーとして、根付かせたいとも同社では話す。
9月25日に発売するのは4製品(1本税抜270円)。「整腸」をヘルスクレームにした機能性表示食品も揃え、消費者が手に取りやすく、ブランドを認知しやすくした。当面は自社通販とドラッグストアでの販売に注力するとしているが、スーパーやコンビニなどへの展開も視野に入れる。