健康被害の申立「あくまで自己申告」 国立栄研の梅垣氏 バイアスの可能性も指摘(2017.8.24)
国立健康・栄養研究所の梅垣敬三部長(食品保健機能部)は24日、消費者からの健康食品に関する健康被害の申し立てについて、「あくまでも自己申告。医師が介在して『(因果)関係がある』と判断したものはいいが、使っているかたからの自己申告となると(判断が)難しい面がある。その点は考えていかないとならない」との見解を述べた。
プエラリア・ミリフィカを含む健康食品への対応をめぐり、厚生労働省が24日に開いた新開発食品評価調査会の中で述べたもの。「自己申告は、無視はできないが、バイアスがかなりかかっていることもある」とも語った。梅垣部長は、今回の調査会の座長を務めている。