ブルボン スポーツ分野に本格参入 反ドーピング認証も(2017.8.24)

ブルボン合体

【写真=右:ウィングラム エナジックウォーター」(飲料)、左:「ウィングラム ハイカーボ300」(ゼリー)】

 ㈱ブルボン(新潟県柏崎市)は、スポーツ栄養食品分野に本格参入する。同社はこのほど持久系運動サポートの新ブランド「ウィングラム」シリーズを立ち上げ、その第1弾として、8日から「ウィングラム エナジックウォーター」(飲料)、「ウィングラム ハイカーボ300」(ゼリー)の通信販売を開始した。

 両商品とも三井製糖の「パラチノース」(イソマルツロース、二糖の一種)による糖質摂取をメインに「エナジックウォーター」はL‐カルニチンやミネラル、「ハイカーボ300」はクエン酸など持久運動に必要な栄養素を配合した。

 開発に際しては、筑波大学や青山学院大学陸上競技部などに協力を依頼し、エビデンスの収集や使い勝手の調査を実施した。

 同社は菓子を中心に飲料や一般食品の製造・販売で知られるが、「以前からスポーツ分野での機能性研究もしていた」(同社健康科学研究所スタッフ)という。「カロリーへの関心の高まりを背景に、菓子などから糖質を除去する研究を続けていたが、それがスポーツ栄養食品の開発に繋がった」(同)。

 新商品はアンチドーピング認証を取得しているのもポイント。米国の認証機関BSCG社の認証を取得している。BSCG社は補助食品専門の第三者認証機関で、FIFAやNFL、NBA、PGAなど多くの競技団体向けに検査・認証を行っている。

 ブルボンでは、箱根駅伝などはドーピング検査を実施しており、いまやスポーツ関係食品の反ドーピング認証取得は必須としている。いまのところは日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の認証マークを取得する予定はなく、JADAより厳しいBSCG社の認証で対応していく方針だ。


Clip to Evernote

ページトップ