消費者委 河上委員長が退任 第5次委員会が1日スタート(2017.8.31)
内閣府の消費者委員会事務局は29日、9月1日にスタートする第5次消費者委員会の委員10名を公表した。3期6年にわたり委員長を務めた河上正二氏(東京大学大学院法学政治学研究科教授)は退任する。
第5次消費者委員会は今後、第4次委員会が「当面の主要課題」として申し渡しを行った、特定保健用食品や機能性表示食品を中心とする保健機能食品制度の改善に向けた消費者庁の取組などを引き続き監視していく見通し。
第5次消費者委員会の委員は以下の通り。
池本誠司(再任、弁護士)▽受田浩之(新任、高知大学副学長 地域連携推進センター長)▽大森節子(再任、NPO法人C・キッズ・ネットワーク理事長)▽蟹瀬令子(再任、レナ・ジャポン・インスティチュート社長)▽鹿野菜穂子(再任、慶應義塾大学大学院法務研究科教授)▽高巌(新任、麗澤大学大学院経済研究科教授)▽長田三紀(再任、全国地域婦人団体連絡協議会事務局長)▽樋口一清(再任、法政大学大学院政策創造研究科教授)▽増田悦子(再任、全国消費生活相談員協会理事長)▽山本隆司(新任、東京大学大学院法学政治学研究科教授)。委員の任期は2年。委員長は委員の互選で決める。
食品表示に関しては、第4次委員会をもって退任する阿久澤良造委員(日本獣医生命科学大学学長)に代わり、新任の受田浩之委員が大きな役割を果たすことになりそうだ。同氏の専門は、食品分析学・食品化学および食品機能学。以前に消費者委員会の臨時委員を務めた実績がある。